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村上 義夫; 阿部 哲也; 中村 博雄
Journal of Nuclear Materials, 111-112, p.861 - 863, 1982/00
被引用回数:22 パーセンタイル:87.4(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60計画では、壁材不純物の影響を軽減するため第一壁低Z化の開発試験を進めている。1981年半ばまでに数種のコーティング材料を用いて小試料を作製し(基材はモリブデン)、皮膜の熱疲労試験、熱衝撃試験、化学スパッタリング収率測定などを行った結果、コーティング材料としてTiCがもっとも適していることがわかった。小試料試験に引続き、現在TiC被覆実機大第一壁の試作とその性能試験を行なっているが、ここではコーティングに伴う基材強度の変化や皮膜の均一性などに配慮しつつ大型基材へのコーティング技術の確立をはかることにしている。一方、プレコートした壁を捕集するため、TiCのその場コーティング技術の開発も行なっている。10Torr台のアセチレンガス雰囲気でチタンを蒸発させる反応性蒸着法がJT-60に適用できることがわかった。